|
|||||
ホーム>研究内容>P2Pネットワーク | |||||
多数のコンピュータが,対等の立場でインターネット上にオーバレイネットワークを構築し,相互に情報やサービスを提供するP2Pネットワークが急速に普及しています.P2Pモデルはクライアント−サーバモデルの欠点であるサーバへの負荷集中やサーバ障害時の機能不全の問題がなく,スケーラビリティや耐故障性に優れています.P2Pネットワークは,Gnutella,BitTorrent,Share等,ファイル共有システムに多く利用されています. 現在使われている多くのP2Pネットワークは「非構造型」といわれるタイプのものになります.非構造型P2Pはピア間のトポロジーに制限がなく,各ピアは自由に任意の相手とリンクを設定できる反面,経路制御が実質できません.このため,非構造型P2Pを利用したファイル共有アプリケーションでは,一般に効率的なファイル検索は難しいと言われてきました. 私達は,非構造型P2P上に自律分散的にホップ制限付き最短路木を構築し,各ノード(コンピュータ)が最短路木上の上流・下流ノードを記憶することで経路制御を導入する仕組みを提案しました.これにより,従来手法よりもはるかに効率的にファイル検索が行えることを示すとともに,現在,提案方式の改良に取り組んでいます. |
![]() |
|
Copyright (C) 2003 Shioda Laboratory. All Rights Reserved. |